【無人島29日目】Bump Of Chicken "supernova" [CD]
29日目。たまにモノすごくハマる歌ってのがあります。もうi-Tunesのデータがすり切れるんじゃねえか?ってくらい、エンドレスモードで聴き返す歌ってのが。最近だとアリシア・キーズの「Ain't Got You」とか、ウルフルズの「サムライソウル」とか、聴きすぎてもうおなかいっぱいになっちゃうくらい聴き倒しましたっけ。そんで、久しぶりにそんな歌に出会いました。それがコレ。
「Bump Of Chicken」って変な名前だし、なんだかわからんですがボクの中では、Jackson Vibeと微妙にかぶってしまい、そんな興味はなかったんですけど。
この曲は、ここんとこちょっと凹み気味なオレのハートを鷲掴みしてくれました。アレンジは安直だと思うし、ベタなコーラスもどうかと思うんですが、藤原基央の無垢な歌声と、なによりもこの絶妙な歌詞にヤラレました。今日1日で、もうソラで歌えるくらい聴きまくりました。
「Supernova」というのは、日本語にすると「超新星」。恒星がその一生を終えるときに引き起こす爆発のことで、消え行く最後に、まるで生まれくるかのように光を放つ現象のことらしいです。
ただ歌詞を転載するってのは、レビューとしては成立しないってのはよく分かってるんですが、あえて今日はそうさせてもらいます。目には見えない自分の中の「Supernova」で行く先を照らしながら、ボクは例えひとりでも、しっかり歩いていこうと思ったんです。
「Supernova」作詞:藤原基央
熱が出たりすると気づくんだ。僕には身体があるってこと。鼻が詰まったりすると分かるんだ。今まで呼吸をしていたこと。君の存在だって何度も確かめはするけど、ホントの大事さはいなくなってから知るんだ。
伸べられた手を拒んだその時に、大きな地震が起こるかもしれない。伸べられた手を守ったその時に、守りたかったのは自分かもしれない。君の存在だってもうずっと抱きしめてきたけど、ホントは怖いから離れられないだけなんだ。
人と話したりすると気づくんだ。伝えたい言葉がないってこと。適当に合わせたりすると分かるんだ。伝えたい気持ちなだけってこと。君の存在だってこうして伝え続けるけど、ホントの「ありがとう」は「ありがとう」じゃ足りないんだ。
年を数えてみると気づくんだ。些細でも歴史をもってきたこと。それとほぼ同時に分かるんだ。それにも終わりが来るってこと。君の存在だっていつでも思い出せるけど、ホントに欲しいのは思い出じゃない。今なんだ。
君を忘れたあとで思い出すんだ。君と歴史をもってきたこと。君をなくしたあとで見つけ出すんだ。君との出会いがあったこと。誰の存在だって世界では取るに足らないけど、誰かの世界はそれがあって創られる。君の存在だって何度も確かめはするけど、ホントの存在はいなくなってもここにいる。僕らの時計は止まらないで動くんだ。
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