SSブログ

【無人島21日目】Mariah Carey "The Emancipation Of Mimi" [CD]

The Emancipation of Mimi

The Emancipation of Mimi

  • アーティスト: Mariah Carey
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 2005/04/12
  • メディア: CD


21日目。最近このブログを見てくれてる友人から「チョイスが渋過ぎちゃう?」とのコメントをもらいました。やっぱそうすかね?ホントはもっともっと渋チンなやつを紹介したいんですが、マイナー過ぎてAmazonで取り扱ってなかったりするんすよねえ。でも人様からのご意見は粛々と受け止めたいと思いますんで、さっそく今日はメジャーどころでいきたいと思います。ドーン!これでどうだ!文句ねえだろ〜!

ご存知、昨年リリースされたマライアの復活作です。2005年のアメリカ年間アルバムチャートNO.1にして、今年のグラミーでは主要3部門を含む8部門でノミネート、全世界で700万枚のセールスだとか。ホントよかったねー、マライアさん。

97年に現ソニーミュージック社長の旦那さんと離婚。そのあたりから「7オクターブの奇跡」と称されたヴォーカルの精彩が失われ、高音を売りにした張りのある歌い方から、鼻歌のようなフェイクっぽいスタイルに変わっていきました。

2001年ソニーを離れ、移籍したEMIから出した1作目の「Glitter」は映画ともども大コケ。折しもアルバムの発売日が「9.11」にかぶってしまい、アメリカでは当時、「オサマ・ビン・ラディンはどこに隠れてるんだろう? きっと人気のない場所に身をひそめているんだよ。グリッターをやってる映画館とかさあ」なんつー、強烈なジョークが流行ってました。そして、これ1枚でEMIからは「リストラ」されてしまいます。

仕事以外でも、豊胸手術したとか、テレビでストリップまがいなことをやったとか、エミネムにエロイ電話したとか、もう踏んだり蹴ったりだったこの人。まさかこんな大復活するなんて、誰も予想していなかったでしょう。

今回のアルバムの最大の功労者はたぶんプロデューサーのひとりであるジャーメイン・デュプリの活躍。ソニー時代からマライアの音楽に携わっていたこの人は、TLCやジャネットなども手掛けた凄腕プロデューサー。落ち目のマライアをオレがどうにか救ってやりてえんだよ、つって一肌脱いだ男気がひしひしと伝わってきます。エッヂの効いた「It's Like That」も、しっとりときめた「We Belong Together」もデュプリ作。余談ですがこの人、最近ヴァージン・レコードのCEOに就任。今度「We Are The World」のニュー・バージョンで「We Are The Future」って企画もこの人が指揮するんだとか。やっぱ持つべきものは、強い味方なんですね。

ホント、よかったよかったって話ですが、ここで調子ぶっこいてるとまたこけちゃいますよ、マライアさん。「見事なカムバックですね」っていうインタビューに対して「あたしはどこにも行ってないわよ。ずっとここにいたわ。戻ってきたのはみんなでしょ?」って答えるの、やめましょうよ、感じ悪いから。あとインタビューの時、寝そべるのもやめません?あれ、みっともないっすよ。それから、お風呂の水。ミネラルウォーターじゃなきゃイヤって言ってるそうだけど、それってマジもったいないっす。感謝の気持ちを忘れず、謙虚に謙虚に生きてこそ、スターってもんす。ね、ね、マライアさん。


nice!(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。